【小特集No.7 In Memory Of Elizabeth TeLEAD.】



 さて、前回悲しみに打ちひしがれつつ終了した本小特集(涙)…現状打開策としての新機軸がコレ!そうです、温故知新、LEAD2の源流であろうと思われる(反論不可(笑))Fender Telecasterの細部に粘着…ってこれ昨年12月にやったよ(笑)!
 …ええ、そうです!あの小特集の真価がついに問われる時ッッ!!鳴らぬならボディーを作れホトトギス。

 コレが元になった個体、1980年製の#E011549です。…いえね、最初はリフィニッシュだけのつもりだったんですよ、マジで。

 リフのきっかけですが、上の画像を見て「ナチュラルにブラックPGってのもいいな」などと思ったのが発端ですな。で、安易に大阪華奢庵氏に依頼、ただ、このときPUをTELEタイプのものにして頂くようお願いしたのが全ての始まりであり、同時に終わりでもありました(笑)…
 ディスカッションするうちにボディーごと新調することになったのは、いったい何時の事だか思い出してご覧(笑)?ええ、それまでには色々と紆余曲折がございましたとも。
こんな感じを想定してみたり コレをイメージしてみたり



 とりあえずはスペックですな、本家と比較してみましたよ、以下の通りです。あ、TeLEADの括弧内は元のボディーのときの数値です、参考まで。
Telecaster TeLEAD
SERIAL No. #41xxx #E011549
NECK DATE none 2/80(0702)
BODY DATE none none(2/80(0704))
PU DATE _(F) / _(R) none
POT DATE _(V)/_(T) none
重量 3,430g 3,050g(3,520g)
ネック重量 660g 660g
ボディー重量 2,770g 2,390g(2,860g)
ヘッド厚 13.25mm 15.4mm
ネック厚1F 20.1mm 22.7mm
ネック厚5F 21.8mm 23.0mm
ネック厚21F 25.4mm 26.35mm
ナット幅 41.5mm 40.7mm
Telecaster TeLEAD

 ペグブッシュは先端が平らなタイプ、ペグ自体はクルーソン社製の所謂ダブルライン。ストリングガイドは波型でテーパーは無い。


 LEADオリジナルのスモールヘッド、ストリングガイドは波型のものが2個、ペグはシャーラー製のフェンダーオリジナルタイプ(フェンダーキー)。


 俗にスラブボードと呼ばれる指板。リフレットされている模様。


 メイプル1ピースネック。リフレット時指板形成を実施し、250〜350Rの円錐状となっている。フレットはJim Dunlopの#6105。


 特徴的なジョイント部。6弦側は17フレット付近でジョイントされ、1弦側21フレット付近には小さな隆起がある。ジョイントプレート上端にはシリアルナンバーの刻印がある。


 20フレット付近でジョイントされているダブルカッタウェイ。「f」の刻印のあるジョイントプレート。


 フェラルは全体がボディーに埋まっているタイプ。


 フェラルは上端がボディ面より突出している。

 電装系はオリジナルから交換されている模様。レバースイッチは、端子の接点側に長方形の穴が空いていてレバー部の両端は短い。キャパシターは0.05μfの赤いセラミックタイプ。POTはヴォリューム・トーンとも250kΩで、シャフトはナイロン製と思われる。ノブはどちらも頭が平らだがやや形状が異なるものが装着されている。


 電装系は、レバースイッチがCRL製、キャパシターは0.1μfの茶色いセラミックタイプ。POTはCTS製でヴォリューム・トーンとも250kΩ、ノブは頭の丸いドーム形。


 フロントPUはカヴァーのみオリジナルで、上部は平らで角ばっている。リアPUは上部ボビンが黒、下部ボビンはグレー、ポールピースはスタガードで面取りは殆ど無し、保護用のタコ糸は黒、リード線はホットが黄色、コールドが黒という仕様。


PUはフロント・リアともGrinning Dog製。フロントPUのカヴァーは当初付いていたもの(下の画像)から、やや平らなもの(上の画像)に交換、ワックス含侵は無し。リアPUは黒ボビン、フラットポールピース、保護用のタコ糸は白。リード線はフロント・リアともクロスワイヤーという仕様。またPGはベークライト製で、ラッカー塗装が成されている。


 円柱形サドルは磁性体でおそらくは鉄製と思われる。


Joe Barden製のTELECASTER BRIDGE 。少し厚めのSTEEL PLATE。ネック寄りに2点ほどネジ穴が追加されていて、より安定した形で取りつけできるようになっている。サドルはブラス製で若干スラントしておりオクターブピッチを合わせやすくなっている。


 アウトプットジャック周囲のボディー側面形状は滑らかで特に平坦化されていない。

   
 アウトプットジャック周囲のボディー側面形状は平坦化されている。

*上記の画像には一部修正あり

 とまあ要するに、ネック以外LEAD2ではなくなっちまった訳です(笑)。前の状態でもLEAD2にしては軽量な方だったんですが、大阪華奢庵氏のご尽力により、軽量なアッシュ材を発掘いただき、あと少しで3kgを切ろうかという軽さとなりました。その所為か、持ちやすいこと(笑)!また、外見的にもPGのラインなど殆どをお任せしたんですが、素晴らしいセンスで仕上げてくださり満足してますよ。音はねえ、コレもまた満足してます。本家と同じとは行かないまでも、所謂テレの音で弾いていて心地よいです。え?コレだけ総取替えすれば変わって当たり前だろうって?

だまらぁっしゃい!


 …すみません、取り乱してしまいました(笑)。でも本当にいい感じになりました。これまでやった試行錯誤のどれよりも、LEAD2サウンドのグレードアップが図れた気がします。ただ、果たしてTeLEADはLEAD2の範疇に入れていいのか?単にLEAD2のネックを流用して別のギターを作っただけではないのか?ううむ、頑張れオリジナルLEAD2、負けるなオリジナルLEAD2、小幅な改良ででっかい効果を目指そうよ!まだまだ見えぬ夜明けを目指し奔れッ!今年は酉年だッッ!!

…今年も無限ループの予感(死)。