【小特集No.31 Bridge Over TroubLEAD Water.】



 荒波に架ける!何が架かるのか?その辺はよく存じませんが急に涼しく、いや、寒くなりつつある昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。エルヴィスヴァージョンもカッコいいなあ!この身を横たえよう!横たえるのか?横たわるのか?
  過去数回にわたり取り上げてきたシンクロナイズドトレモロ搭載のLEAD2。The Grooversの藤井一彦氏が使用していたものに近付けるべく、ピックガード製作やピックアップ交換など様々な挑戦を重ねてまいりました。しかしながら拙サイトも開設から5年目に突入するわけで、単なる模倣ではなく更なる高みを目指して突き進むべきだというようなご意見を




一切頂いたことなどございません♪



…しかしッ、しかしながらッ!ご意見を頂戴していないからやらない、などと理由などはいくらでもつけられるのだ、泣くよっかひっ跳べ!やられる前にやってやる(誤)!男は黙ってシンクロナイズドトレモロユニットのグレードアッピングじゃぁ!せやろが?せやろがァ?

 


こちらはオリジナルのユニットです。
LEADシリーズの弦間ピッチは10.5mmなのですが、このユニットはやや狭く10.5mm幅のサドルだと搭載困難であります。
トッププレートとイナーシャブロックは鋳造(亜鉛ダイキャスト?)による一体形成であると思われます。
トッププレート裏面の斜めのカットのラインはネジ穴を越えてますな。
サドルは磁石に付きます。

こちらはCallaham Guitars製の Callaham Mexican Model Strat Bridge です。
2 1/16 mounting spacing and 2 1/16 string spacingってやつなんですが、要するに10.5mm規格ですよ、と(笑)。
トッププレート裏面の斜めのカットのラインはネジ穴を超えていませんね。
サドルとイナーシャブロックは磁石にくっつきますが、トッププレートはつきが悪いのでステンレス製かもです。
しかし、所有している10.8mm及び11.3mm規格の同社製ユニットトッププレートはしっかり磁石に付くんですがね、なんでだろう?
サドルを横から見ると芋ネジを挟んでいる∩の部分の締まりがいいですね(笑)。

こちらは2008年製のFender純正Standard Strat Tremolo (6 Screw Vintage style) です。
でかいイナーシャブロックにヴィンテージスタイルの刻印入り 2 1/16規格プレスサドルという仕様です。
トッププレート裏面の斜めのカットのラインはネジ穴を超えてます、かなり超えてます(笑)。
サドルとトッププレートは磁石にくっつきますが、イナーシャブロックは残念ながら磁石には無反応なので亜鉛ダイキャストかな?
サドルを横から見ると芋ネジを挟んでいる∩の部分の締まりがゆるく、形状的にはほぼΛですね。

こちらはGuitar Fetishというサイトで扱っているMade in Mexico" Import Strat UPGRADE trem- Solid STEEL block D45です。
イナーシャブロックの形状が四角に近いですが大きくて、若干錆びてます(笑)。
トッププレート裏面の斜めのカットのラインはネジ穴を超えていませんが、なんだかゆるく弧を描いているように見えますね。
サドル・トッププレート・イナーシャブロックともバッチリ磁石につきます!
サドルを横から見ると芋ネジを挟んでいる∩の部分の締まりがユルユルです。

とまあ、斯様にですね、10.5mm規格のプレスサドルの載ったユニットを集めて比較してみたわけですな。
実は他にもプレスサドルでは無いものの10.5mm規格のユニットが部屋に転がっているという噂が無きにしも非ず♪
さて、これらを詳細に比較検討した結果、厳正なる審査を経て選ばれたユニットは




か ら は む ♪



え?面白くも何ともない?意外性に欠ける?「六蔵のやつ音に走りやがったか」ですと?
アーアー、聞こえませんな市井の民の声なんぞは!
トッププレート裏のラインやサドルの形状、素材など総合的に考えて、音質重視の六蔵が選ぶのはカラハム、あたりまえじゃないですか!
なんて強がってみたい年頃ですが、よしとこう…本当はね






もったいないじゃないですか…高かったんですよ?



 

取り付けはいつものごとくProvision Guitarに持ち込み依頼。
ついでにリフレット(含指板塗装)もやってもらい、いい感じに調整してもらいましたよ。

こいつが搭載後のブリッジ周囲を表から裏からクローズアッピングした画像です。
「CG」の刻印がクールですね♪
バネですが間の2本がフェンダー製の黒いやつで、それ以外の3本がESP製のTremoro Tone Springsってやつです。
あ、スプリングハンガーはカラハムでは無くオリジナルをそのまま使ってます。
肝心の(笑)音ですが、悪くなろうはずもなく、非常によい感じです。
しっかりしつつも豊かな倍音、とか言ってみたり♪
ただ、リフレットや全体の調整もやってもらったので、音質向上がトレモロユニットのグレードアッピングによるものかどうかは



よくわかりません…


あああ、2008年もこうして終わっていくのか。
まあなあ、グレードアッピング企画が手放しでうまくいった例などなく、別段辛くなどない!!
来年こそは遅遅として進まぬグレードアッピング企画を、牛の歩みで…また進みそうにねぇ!


2008/12/18追加

で、だ

Spring has come!ええ、バネが来ましたバネが来た、山に来た里に来た野にも来た♪

ええ、Raw VintageのTremolo Springsですよ。同社のSaddleは残念ながら11.3mmピッチと10.8mmピッチのみで、10.5mmが無く

枕を涙で濡らす夜が続いたのです…

だがしかしッ、バネですバネ!バネは平等です!バネに貴賤の区別なしッ!天はバネの上にバネを作らずバネの下にバネを作らずとはよく言ったものです。シンクロナイズドトレモロさえ付いていれば、どんなギターにもバネは付くのだ。
さて、こちらのバネですが、Raw Vintage社の製品なので当然ながらVintageを意識した仕様となっているそうです。とはいえ、古いバネを持っていない管理人にはそのあたりがよくわかりません。

で、だ

持っている他のバネと比較ッ!比べたら見えてくるものがある、きっとあるはずなのだ。手持ちのバネはRaw Vintage社製以外にCallaham Vintage Guitars社製、ESP社製のTremolo Tone Springs、そして多分Fender社製の黒いのです。画像と寸法とかをどうぞ♪

左からCallaham Vintage Guitars 社製、ESP社製
Fender社製、そしてRaw Vintage社製です。
長さとか色とか、ねえ。

こうして見ると太さの違いが鮮明に。
Raw Vintage社製のみ太いっす♪


Callaham    Fender     ESP       Raw Vintage
鋼線直径 1.35mm 1.3mm 1.25mm 1.35mm
硬度 硬い 普通 柔らかい 普通
バネ直径 8.25mm 8.25mm 8.2mm 8.85mm
巻数 40 41 43 39
長さ 51.65mm 53.75mm 50.7mm 49.45mm
硬度ってのはバネの状態で曲げてみたときの感じです、主観入りまくり♪あと長さはバネの巻いてある部分ですな。一応ノギスで測ったんですが、まあね、多少の誤差はありますよ、きっと♪色々読んでみるとVintageのバネは結構太めだったようで、Raw Vintageはその辺を近付けているらしいです。しかしやはりというかなんというか、肝心のVintageなバネ無しの比較には無理があるな(笑)。

さて、当然の如く装着です。大胆にも5本張ってみましたが、アーミングの際のアクションは結構柔らかで使いやすいです。音ですが、以前のESP・Fender混合と比較してレンジが広く音に芯が出たような気はします、しますが

確認のためそれぞれ交換してみる気にはとてもなれません♪

一旦交換したら暫くは交換が面倒。もうこれでいいや♪要するにVintageに近づいたってことでしょ、そうなんでしょッッ?LEAD2のVintageってなんだ?そんなこと別にどうだっていい、そう思えるほどに気分はいいです♪興味のある方、Raw Vintage Tremolo Springsはお求めやすい価格ですのでよろしければご自分でお試しあれ!