【沼隈半島を行く】
|  |  | |
| あさです。さくじつとは うってかわったあおいそらに はえる ふくやまじょう。そうです きょうは ぬまくまはんとうの はしっこのほうに おじゃまさせていただくのです。 | すでにおめざめだった ひだりより いさおさん じゅあんさん しゅうへいさん。ゆうべ おそかったというのに みなさん とても おげんき。 | |
|  |  | |
| そこへ とうじょう われらが らぢししょう。なぜか てには きりんれもん。なぜ あさっぱらから きりんれもん なのか。なぜ すこしだけ のんで もうほしくない と おっしゃるのか ふくやまの あさは なぞだらけです。 | せいてんの ふくやまえきを みつめてみたところで こたえなど でそうにありません。いったいどうしたものか。 | |
|  |  | |
| そこへ じょうじさん とうじょう。そうだ じょうじさんなら なにか ひんとを くださるのでは。きたいにふるえる ろくぞうに じょうじさんの ひとこと。みなさん なぜ ひとは あさ おきるのか。ううむ しつもんに しつもんで こたえてくださるとは しかも ぜんもんどうの ようそうすら ていしてきました。 | それはね じょうじさん こういうことですよ。しゅうへいさんは せつ てれきゃすたーを つまびき おとで こたえて おられます。ふかくうなずく じょうじさんと いさおさん。みなさん ふかい ふかすぎる。そうだ ししょうに きいてみよう。どうか ろくぞうを おみちびき ください。 | |
|  |  | |
| しゅうへいくんも まだまだだな おとなどいらぬ ろくぞうよ ひょうじょうでよみとれ。ああ もうだめです。はんびらきのくち しかんしきった りょうかた。どうみても ねているようにしか みえぬ そのひょうじょうから なにかを よみとれるよう しょうじんするしか ありません。やはり うんてんしないと ねむっちまうな うんてんせきの じゅあんさんは つぶやきました。 | つあーばすの しゃちゅうから うつくしい ふうけいを みつめてみました。はるかな しまなみ さびいろの なぎのうみ。たにむらしんじは うまいこというなあ。そんなことを かんがえてる ひまなど ないはずなのに げんじつとうひ か。 | |
|  |  | |
| ほそいやまみちを のぼり いよいよ もくてきちへ。とおもいきや ぜんぽうから くるまが。そうです うちあげで ごいっしょした ぴーとぶらうんさん すぎやまさいいちさんを のせた たくしーと たいこうです。すると こうぶざせきから さいいちにまけてはならぬ と おおきなこえが。ねているようで ねていない ししょう。ああ またなぞがふえたぁ。 | そんなこんなで ひみつきちに とうちゃく。つるの ひとこえで すぎやまさんの たくしーを さがらせ ごまんえつの ししょう。しかし ここまで つみかさなった たくさんのぎもんが じょじょに ろくぞうの のうを あっぱくしていきます。 | |
|  |  | |
| ほんぽうはつこうかい れおすき こんげつのとくしゅう さつえいふうけいです。しつないには せいじゃくのなか でじかめの しゃったーおんだけが ひびきわたります。ああ、やばい。 | うすれゆく いしきのなか にたような 3ほんの ぎたーが ならんでいるのを みたきがしました。くわしくは れおすきとくしゅうを ごらんください。もうだめだ… | |
|  |  | |
| ろくぞうくん おきたまえ めをあけると そこには どくたーげんさんの えがおがありました。あさから あたまを つかいすぎ ねむってしまったようです。けっして ふつかよいで ずうっと げんきがなくて てれきゃすたーを ながめてるうちに きもちわるくなって つあーばすのなかで やすませてもらった などという じじつは ありませんでしょうなあ。しかし それでも じしんのための じょうほうしゅうしゅうは しましたとも。がぞうは その ほんのいちぶです。らぢししょう おくすりわけてくださって ありがとうございました。 | おくがいでの きねんさつえい ふうけい。らぢししょうが さかみちを けいかいに かけあがってくるすがた わかるでしょうか。はい そこ とぼとぼとか いわない。 | |
|  |  | |
| きねんさつえいもおわり ちゅうしょくへ。ふつかよいでも たべる ふつかよいだからこそ たべる。うみが ろくぞうを わらっているようです… | ちいさな かめらうーまんと びーるをはさんで さつえいたいけつ。すてきなおみせで おいしいりょうりをいただき すっかりふっかつした ろくぞう。さあ もりあがって まいりました! | |
|  |  | |
| さいど ひみつきちへせんにゅう。しゅうへいさんたちが さらなる さつえいを つづけるなか またまた じしんの じょうほうしゅうしゅうに ぼっとうする ろくぞう。 | あんぷの なかみを さつえいする しゅうへいさん。しょうめんからみると にやけてるとか めっそうもないです。 | |
|  |  | |
| なにやら おなじような あんぷが ならんでいたり しますが このがぞうの ぽいんとは しろいふくろから わずかにみえる でんどうどらいばーです。まちがいない。こんかいは でさきだからね ちいさいのを もってきたんだよ と しゅうへいさん。ということは おおきいのや ながいのや たくましいのや ふといのが あったりするんでしょうか。ああ よそう また かんがえすぎで あたまがいたくなる… | これまた しょうさいは れおすき こんげつのとくしゅうを おたのしみに! | |
|  |  | |
| そんなこんなで たのしかった たびもおわり いえじをいそぎます。せぴあの くもは ながれて どこへいく。たにむらしんじは ほんとうに うまいこというなあ。 | こんかい かずかずの ぎもんが ろくぞうの あたまを よぎりましたが この すてきな ねがおを はいけんすると なやみは うそのように きえていきました。あすからも がんばっていきていこう いきてりゃいいさ そうさ いきてりゃいいのさ。それではみなさま またのきかいを たのしみに。 |