【小特集No.19 LEAD at First Sting.】


 今何故Scorpionsなのか、ううむ、ろっきゅらいかはりけぇーん。懐かしくってCD買ったのは秘密です(笑)。さて、今回はLEAD2サウンドのグレードアッピンは小休止して、LEAD2の生産初期に作られたと思われる個体(#E005048)を他の年代のものと比較してみようという試み。サンプル数の少なさと、粘着しきれず中途半端でお茶を濁すのが当小特集の特徴でありますゆえ、その旨ご承知おきください(笑)。

 とりあえずはデータから参りましょう。左より#E005048、#E016427、#E018439です。
Serial No. Total Weight Neck Weight Body Weight Nut width
#E005048 3700g 790g 2910g 40.25mm
#E016427 3410g 680g 2730g 40.9mm
#E018439 3260g 640g 2620g 40.9mm
Serial No. Neck Date Body Date P.U Date POT Date
#E005048 6/79(2693) 6/79(2493) F:6/79(52579),R7/79(52979) V:_/79(79_),T:4/79(7914)
#E016427 5/80(1703) ?(@0@7) F:5/80(211280),R9/80(xx3680) V:12/79(7949),T:12/79(7949)
#E018439 9/81(3315) ?(8281) F6/81(102381),R:6/81(182381) 81(V)/81(T)
Serial No. Thickness(Head) (Neck,1F) (Neck,5F) (Neck,21F)
#E005048 16.0mm 22.9mm 23.8mm 26.25mm
#E016427 14.95mm 21.65mm 22.15mm 26.8mm
#E018439 14.4mm 20.3mm 21.1mm 26.7mm
 同じワインカラー、メイプル1ピースネックという事で比較してみたんですが、#E005048に感して数値として特徴的なのはナット幅やヘッドの厚さでしょうか。1979年生産と思しき他の個体と比較してもナット幅は狭く、ヘッドの厚みは大きいです。

 次に、電装系に注目してみましょう。
#E005048のピックガード裏面です。 #E018439のピックガード裏面です。

 一見してわかるのはボビンの素材の違いでしょうか。それではわかりにくい部分を拡大して見て行きましょう。

#E005048のリアピックアップです。
ボビンはグレー、リード線はホットが白でコールドが黒です。
他の個体ではボビンはグレーであってもリード線のホットは黄色でした。
ボビン裏にはピックアップデイトに加えて「9600」という文字が読み取れます。
おそらくはX-1のコイルターン数である9600回を表したものだと思われます。
因みに他のグレーボビンX-1には「96」と書かれており、同様の目的であると思われます。

#E018439のリアピックアップです。
ボビンはプラスチック製で、リード線はホットが黄色でコールドが黒です。
手書きでピックアップデイトが書かれていますが、96という書き込みはありません。

#E005048のコントロール部です。
アース線ですが、ブリッジからはヴォリュームPOTに、ピックアップキャビティーのラグからはトーンPOTの部分に金属パーツを介して接続さられています。

#E018439のコントロール部です。
アース線はブリッジ・ラグともヴォリュームPOT背部に半田付けされています。

#E005048トーンPOT部の拡大写真です。
ラグからのアース線には着色用のラッカーが乗っています。

同じく#E005048トーンPOT部の拡大写真です。
アウトプットジャックへの配線も接続されています。


 ヘッドストックです。違いをご覧いただこうと思ったのですが微妙に角度がついた為わかりにくいですね(笑)。

#E005048のヘッドストックです。
先端の丸い部分がいびつな感じですね。
6弦ペグ付近のエッジははっきりしません。

#E018439のヘッドストックです。
先端部のRが美しいですね。
6弦ペグ付近のエッジは明確です。

#E005048のヘッドストック先端部です。
1弦ペグシャフトの部分でペグカバーの一部
がはみ出しています。

方向を変えてみましたが、先端部形状の
いびつさがお分かりになるでしょうか?

 いかがでしたでしょうか?この他にも相違点が無くはないのですが、#E005048のみの特徴であるとは思われない点に関しては割愛しました。シリアルナンバーだけを見ればもっと小さな個体も所有しておりますが(DATA参照)、総合的にみて#E005048よりは後に作られたものと思われ、シリアルナンバーだけでは年代の判定が難しいことを示唆しています。音や作りが特に良いというわけでは無いんですが(笑)、なんとなく歴史を感じるのは管理人だけ、でしょうねぇ(涙)。冒頭にも記しましたが、サンプル数が少ない為まだまだ謎は残ります。最後期の個体も欲しいところ(呆)。ともあれ今後も細々と研究(のようなこと)は継続して行きたいと思います。ただ








こんなことしたってサウンドのグレードアッピンにはつながりませんです!




…わかってますよ、わかってます。諦めてはいないッ!が八方塞、か(死)。細々とだ、細々と…
年度が変われど何も変わらぬ管理人を今後とも長〜い目で見守ってやってください、どうか、どうかひとつ(小松)。