【小特集No. 15 WondeLEAD Again.】



 転がり続けてはや年末。嬉しかった事、悲しかった事、何時になぁ〜っても忘れない〜♪!!月初めに更新できないことだってあったでしょッ!!さあ、満を持しての小特集!歳末在庫一掃セール!もうこれ以上、どこにも何も頼んでませんってばよぅ…今回は歴史のifに迫る!そのとき歴史は動いてないんだよなあ…

 今をさかのぼる事26年。時は昭和54年(1979年)、LEAD2が海の向こうで産声を上げた年であります。おそらくは耳の早いマニアから早くに注目を集めていたであろうことは想像に難くない、いや、そのころワシは小学生なんで詳しい事は知りませんよ(笑)。そうだったらいいのになあって願望が入り混じりつつ、詳細な事実関係には目を瞑りましょう♪そして、その年に行われた伝説のライヴといえばFree Spirit Live(日比谷野外音楽堂)。ええ、言うまでもありません、Johnny, Louis & Charです!暴れ馬Mustangを駆るCharこと竹中尚人氏にとって、記念すべき年といえるでしょう。ううむ、これも何かの因縁か(笑)?ええ、無理やりにでもLEAD2と関連付けたいって気持ちは(以下略)
 そのころ氏が使っていたギターは、Mustangの他にもESPのCharモデルやFENDERの当時の現行モデル(Stratocaster 25th AnniversaryやEliteなど)でしょうか。しかし、噂によるとLEAD2も氏の手に渡っていたとかいないとか。いや、勿論見たわけじゃないですけどね(笑)。一応当時の現行品ではあるわけで、可能性がないとは言い切れませんがな。そこで、もし氏の手にLEAD2が渡っていて、尚且つLEAD2を気に入って、尚且つ氏の好みに合う様に改良が加えられていたとしたらっっ???この針の穴にシロナガスクジラを通すようなナノピコな可能性を探ってみましたよ。

注意!以下は話の流れを解り易くするために(その目的が達成されているか否かは別として)構成された、フィクションにも程があるフィクションです。くれぐれも現実や事実であるとの誤解をなさらぬようお願い申し上げます。

氏:おう、これ(LEAD2)悪くないじゃん。使ってみるかなぁ。

色々担当の人(以下担):そうですか!よろしくお願いいたします。

氏:ネックの長さはストラトみたいだし、ボディーもでかすぎないってのはいいな。

担:ありがとうございます。では、コレ置いて行きますね。

氏:ただなあ…

担:ただ?

氏:Mustangみたいにアームが付いてないんだよなあ。

担:ハイ…(このギターの仕様だからなぁ…)

氏:それに、Mustangよりフレットが1個少ないね。

担:はぁ…(ストラトも21Fなんだが…)

氏:まあいいや、こっちで何とかするから置いといてよ。

担:はいッ(よ、よかった…)

 とまあ、当然このようなやり取りなどなかったとは思いますが、もし!もしもこんな事があったなら!

ダイナミックトレモロが装着されているでしょうなあ。

22Fのネックに換装されてるでしょうなあ。

 そして、この辺の工程は、当時氏のモデルを造っていたESPに頼まれたりするのではないでしょうか?だとすると、同然ヘッドの形状は氏のモデルと同じような…さあ、長い長い前フリによくぞ耐えてくださいました。そうです、そんな歴史のifに光を当ててみたんですよ!!!決して余ったボディーに浮いてたネックをつけてアレしたとかそんなことは断じてないッッ!!ご覧下さい、名付けて

KaramawaLEAD(空回りーど)!!!


大元はこれです。#E006944の塗装を剥がしてもらったら、2トーンだったんだよなあ。その後無理を言って金色に塗ってもらったものの、色々と障壁が立ちはだかり、結局お蔵入りになりました。コンターとかも深く修正していただいたのになあ。


で、22Fを装着できるように彫刻刀(笑)で削りました。この時点では単なるお遊びだったんですが。

閃いちまったんですな(ニヤ)。

 今回リフィニッシュ(ポリ)や取り付け加工はフジゲンカスタムハウスにお願いしました。実は過去にもCapri Orangeのリフとか色々面倒をお掛けしてますよ。

これはヴァレイアーツジャパン製のギターに付いていたネックです。そのギターには現在クルースラットで作ってもらったネックが付いてまして、こいつは部屋の隅で浮いてたんだよなあ。ヘッド形状がCharモデルに似てるってのも閃きの理由。ボディーリフと同時にマッチングヘッドにしてもらいました。



ペグはシュパーゼル。チューニングの安定を狙って…嘘です、元々シュパーゼルの金色を付けてたのですが、違う種類を搭載するとなると木部の加工が面倒で(死)。



コントロール部です。ノブはこれまた氏を意識してMustang用のものを装着。それ以外はまんまLEAD2ですよ。ピックアップもオリジナルのX-1のままですが、ひょっとしたら将来的にはBill LawrenceのL-250に載せかえるかもです。



ネックジョイント部です。ブリッジ交換に際し、ジョイント部にはシムが入れられています。22Fまで指を伸ばすのは、実はやりにくい(笑)。カッタウェイの形状ってのは大事ですな。ピックガードはネックエンドやブリッジ形状に合わせて新調しました。実は、それ以外にもオリジナルから変更してる点があるんですが、ククク、わかるかな(ニヤ)?



ボディー全体です。ううむ、管理人が写りこんでいる(笑)。ちなみに重量は3.550gです。



ボディー裏側です。リフィニッシュにより、ボディー裏のフェラルがついていた部分も綺麗に見えなくなってます。



ボディーコンターの深さがわかるでしょうか?ブリッジベースがギリギリ浮かずに装着できました(笑)。



ダイナミックトレモロってのは初めて扱うんですが、予想通り調整に四苦八苦(笑)。これでいい、のか?



 いかがだったでしょうか?ええ、管理人は大満足ですよ(笑)。ピックガードの秘密(笑)も相まってか、音も悪くないですよ。ああ、何とかこれで年を越せるってもんだ…どちらさまもよいお年をお迎えくださいね。来年の抱負ですが、まずは借金返済。そして余裕があったら、リペアが必要な機材を調整に出す予定です。え?LEAD2サウンドのグレードアッピングはどうしたって?













…もう、これ以上どうしていいのかわからないんだァ!

嗚呼、どうなる戌年ッ!せっかく、やっと、酉年が終わるってぇのに!空回るのか?後は落とし穴に嵌るだけなのか?はい、いくら考えてもわかりませんから、その時その場で考えますよ。ええ、それが抱負。なるようになるさぁ♪