【小特集No.28 LEAD Struck Baby.】


 さあ、始まるよ、小特集!ネタ切れと書いて新機軸と読む、新たなる旅立ちの時は今!ええと、この画像自体はギャラリーにも掲載してある、なんちゃってSRVモデルことCharleadです。が、ボディーの色焼け、ヘッドがマッチングではない、裏面にフラガールが居ないなどの不満が燻っていた事も決して否定の出来ない事実であります!そこで今回ご近所の工房であるProvision Guitarさんにお願いして、フルオーダーで「真・Charlead」として製作を依頼しましたよ。
 本小特集では地の利を生かし、出来るだけリアルタイムで作業の進行状況をお届けしてみたいと思います。途中で飽きなきゃいいんですがね、ワシが(笑)。ではどうぞ最後まで皆さんごゆっくり、見せたいモノが沢山あるんだ、オイラ六蔵どうぞ宜しく♪
07/11/15

うへへ、とりあえずネックの型が取れたようですよ!ありがたやありがたや。
ややわかりにくいかもしれませんが、アクリル板で作られたCharLEAD用テンプレートです!
外周を青いマジックでなぞって頂いたので見えないことは無いと思うんですがね。
木工担当重役とワシは「なんて美しいシェイプなんだ…」などと口々に言い合ってたんですが、選任リペアマンI氏は首をかしげまくってました(笑)。
まだまだ完成までには程遠いですが、楽しみであります♪


07/11/26

今度はボディーです。ええ感じだなあ。
画像から材質はお分かりになるでしょうか?
そしてボディーのテンプレートです。ええ、量産体制が整いましたよ(笑)。
…オーダーが入ったらね♪


07/12/15

新年であります。さてさて進行具合はといいますと
ネックの形になった木材に


トラスロッド埋め込み用溝を掘って


ネック裏側を粗く成形


指板を貼り付け


フレット溝を切り


ナット付近をきれいに成型すればかなりネックっぽくなってきますね。


ボディー外周もきれいに成型されまして


ピックガードのテンプレートも完成し
新年早々盛り上がってまいりました(笑)!


08/01/12

さてさて、フレットが打たれたCharleadのネックですよ。
仕事が早いっす。


そしてッ…結合ッ!!!


この状態のLEAD2を見る機会はこれまでありませんでしたよ、当然ですが(笑)。
これからいったいどうなってしまうのかッ??乞うご期待です♪


08/01/16

来ました、ルーティング!
ええ、ごらんのとおりコピーモデルのごとき2Sルーティング(笑)。
コントロールの部分は結構オリジナルに忠実な感じですよ。


別角度の写真です。こちらの方が木目が見やすいかもですね。
ちなみにボディー材はバスウッド。決め手はその時の気分です♪
さぁて、コンターの深さを決めないとなあ。
08/01/22

さあ、盛り上がってまいりました!
見慣れたあの感じ(笑)、ええ、LEAD2のボディーであります。


バックコンターの感じがよくわかりますね。
毎度毎度木工担当重役にはご迷惑をおかけいたします。


フェラル用の座繰りも見えますね。
バスウッドとはいえ結構木目ははっきりとしていますが、この後塗りつぶされる定め、おぅいぇぃ♪


てなわけで、美しい仕上がりに大満足であります。
この先も楽しみですよ!


08/02/01

うへへ、塗装開始ですよ。


ギターになってきましたねえ。


ジョイント部もきれいに塗られます。


ヘッドもこの通り。


ロゴが入れられました。


パールホワイトのマッチングヘッドに青いロゴが映えます。


そ  し  て  !

CharLEAD(ほぼ)完ッ成ッ!!!!

 いやあ、ギターになりましたねえ(笑)。あとは色々と仕上げてもらったら受け取りですよ。裏面のデカールとか細部をちょこちょこと、ね。とにもかくにも社長をはじめプロヴィジョンギターの皆様に感謝、感謝です。
08/03/04

さてさて遅くなりましたがやっと完成ですよ。撮影する暇がなかなかなくてねえ、なんて泣き言は沢山ッ、もう沢山ッ!さっそく細部粘着ing♪

ヘッド表面です。
プロヴィジョンのロゴはオリジナルのCharley同様青でお願いしました。
MAID IN UBEまで入れるか入れないかという葛藤が有りや無や…
ナットは牛骨です。


ヘッド裏面です。
ペグはやはりF-Keyでなければだ。
スカンクストライプが入っていないネック裏面が新鮮ですね。


ボディー表面です。
ピックアップにはSEYMOUR DUNCANのSLS-1CustBdgてのを採用。
フロントは普通の出力のでよかったんですがね。
米国業者の野郎が何をとち狂ったのか両方ブリッジ用のをね、嗚呼…
ブリッジベースはLEAD2の純正品ですが、サドルはGOTOHのです。
GTC102のだから鉄製ですな。
その他電気系統はノーマルLEAD2同様ですが、フェイズスイッチは省略。
キャパシターはオレンジドロップにした記憶が仄かに薄らと…


ボディー裏面です。
フラガールの笑顔が荒んだ心を癒してくれますよ。
オリジナルCharleyのものよりはやや小さめですね。
ヘッドもですが綺麗なパールホワイトに塗ってもらって本当にありがたい。


ネックジョイント部表面です。
ジョイント部の精度はオリジナルLEAD2にはありえぬほど。
流石であります。
パールドットのポジションマークもきれいです。


ネックジョイント部裏面です。
プレートはやはりFマーク入りでないとなあ。
ネックグリップ自体は割と太めです。


てな感じの仕様であります。きれいすぎて弾くのがもったいないほどですが、弾いてますよ(笑)。音の方ですが、とにかく生音での鳴りが凄くて、オリジナルではまず無いですね。
アンプに通してもその印象は変わらず、リップスティックタイプのピックアップのクリスピー感は残りつつも細くは決してなく、気持ちのいい音です。
重量が約2.8kgってのも年寄りにはありがたい(笑)。
当分はメインとして弾き倒していきたいと思っております。